こんにちは

なかなか天気がスッキリせず、じめじめした日が続いていますが体調はいかがですか~

強い雨が急に降ってきたりするので、車の運転や自転車に乗る方など気をつけて下さいね

話は変わりますが、最近『逆子』の患者様が増えてきています。

今日は逆子が起きてしまう原因を東洋医学で説明したいと思います




〈東洋医学からみた逆子〉

当たり前の話ですが、正常な赤ちゃんの向きはです。なぜなら、赤ちゃんは頭から先に出たいからです。ですから、自然に頭を下に向けようとします。では、なぜ逆子の時、赤ちゃんは頭を上にしてしまうのでしょうか・・・。


まず、母と胎児の関係をで考えてみます。

は作用が逆でありながら互いに依存し合う関係です。

収束と発散として考えますと、収束する母体が、発散に向かう胎児がですね。

また、滋養する役目の母体であり、その栄養を受け取る立場の胎児となります。

また、外界で既に活動しているとすれば、母体で静かにエネルギーを蓄える胎児と言えます。

何を基準にするかで陰と陽は変わります。


実は難しく考える必要もなく、一人の体の中にもう一つの体があるのですから不安定になるのは当然です。
つわりはその不安定さを象徴する症状です。
この不安定な状態であっても安定に保とうとして、母と子は陰と陽という依存関係になるのです。
そんな理由から胎児は頭が下、足が上と考えてみてはいかがでしょうか。


逆子の原因

つまり、逆子は母と子の陰陽関係がおかしくなっている状態なのです。主な原因は母体にあります。

たとえば、冷えが原因のことがよくあります。昔から、「頭寒足熱」と言いますが、頭は冷めて足が温かいのが健康的です。

頭は陽の部位ですから、冷えてバランスを保ち、足は陰の部位ですから、温かくしてバランスが保ちます。

もし、母体の下半身(陰)が冷えていれば、胎児は最も大切な頭を委ねることができずに上に頭を移動させてしまうことがあるでしょう

※このように考えると逆子は胎児が自分の体を守ろうとする一種の防衛反応と言えます。

逆子の原因は「冷え」ばかりとは限りませんが、母体に何らかの原因があると考えてよいと思います。骨格の左右差であったり、体内の病理産物の滞りであったり、いくつもの原因があります。

逆子を治す生活 

先に述べたように、東洋医学からみると逆子の原因はさまざまです。

しかし、最終的な目標地点は上下のバランスを正常に戻すことです。日常生活では、下半身を冷やさない工夫や心がけが大切です

また、悩みすぎや考えすぎは頭に熱が溜まってしまいますので、ラクな気持ちで生活した方がよいでしょう。
規則的な生活、栄養バランスのよい食事、上手なストレス解消が逆子を治すコツです。

鍼灸で治す

伝統的な方法

鍼灸の世界では、古来から逆子の矯正を行ってきました。

鍼灸の発祥の地=中国、そして日本には逆子を直す伝統的な方法があります。

にもかかわらず、方法はあまり知られていません。

当院を訪れる方のほとんどがインターネットで情報を得たという方ばかりです。

産科、助産院、書籍、雑誌などでも鍼灸治療の情報は少なく、逆子なら帝王切開、という流れが一般的な風潮だと思います。

できれば、お腹を切る帝王切開はしたくないものです。避けられる帝王切開が増えるといいですね。

逆子体操で直らなくても、あきらめないでください。

鍼灸は昔から逆子の治療に使われてきた伝統的な方法です!

何をする?

鍼灸で逆子を治す場合、まず母体の状態をきちんと把握します。

問診では体調と生活環境をお尋ねします。

触診では、冷えや熱のバラツキをチェックすると同時に骨格的なバランスも診ます。

その上で適切なツボを選びやお灸を施します。

特に逆子治療の場合は、お母さんの心と体がリラックスしていなければ、よい結果が得られません。

ですから、痛い刺激や強すぎる刺激はせず、心地よく感じる刺激で治療させて頂きます。

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逆子を治すベーシックなツボに至陰(しいん)三陰交(さんいんこう)があります。

上記の画像は至陰穴へのお灸です。

糸状灸(糸のように細い灸)を据えていきます。

ここへお灸をするだけで治ってしまう場合もあります。

ほんの少しだけ火傷の跡が残りますが、しばらくすれば消えてしまいます。

自宅では市販の「せんねん灸」などをおすすめしています。とても簡単です。

至陰と三陰交について

両方のツボにという文字が含まれています。これはまさしく「体のを調整できるツボですよ」って事です。

しかも、至陰は陰に至る処、三陰交とは三つの陰が交わる処ですから、陰を調整するには有利なツボなのです。

お灸は熱の刺激ですから陽の信号をツボに送ることができます。つまり陰を温めやすいということです

陰は下半身と同時に体の内部も意味しますので、これらのツボに灸をすえるということは、(母体の)陰部と体内を温めることになります。

また、至陰は背中側、三陰交はお腹側に作用しやすいと言えます。そのため、体の温まり方に違いが出ます。

迷わず鍼灸院へ

「逆子がわかったのはいつですか?」という質問に「1ヶ月くらい前です」と答える妊婦さんが少なくなくありません。

「もっと早く決断してほしかった」と思うことがしばしばです。


鍼灸の開始が遅れるほど治る確率が低くなってしまうので、逆子とわかったらすぐに鍼灸院に行くことをオススメします。

1週間の違いが結果を左右します。「逆子体操を試してから・・・」「次の検診で確認してから・・・」なんて思わないでください。逆子体操と鍼灸を併用することも可能です。

直りにくい段階になって鍼灸を受診よりも、早い段階(28~29週)でリスクを減らし、安心して過ごす方が良いと思います。

補足

28~29週では、赤ちゃんが小さいので何もせずに直ることもあります。産科の先生から「自然に治りますよ。」って言われることも多いようです。

確かにこの時期の逆子は直る確率は高いので、自然に直るケースがあります。

ただ、30週を過ぎても直らない場合、自然に直る確率がガクンと低くなってしまいます。

有効性と矯正率

30週くらいになると、赤ちゃんが窮屈になり姿勢も固定し始めます。

28週以降で逆子ならば、できるだけ早く鍼灸を試されることをお薦めします。

遅くなるほど、成功の確率が下がってしまいます。

国内の関連論文によると、36週以降の矯正の成功率は50%くらいです。

当院の経験

治療を開始する時期によって大きく変わります。当院の経験によると、

28~30週80~95%

31~32週70%~80%

33~34週50~70%

35週を過ぎると急激に確率が下がり50%以下になります。

36週以降はご期待に応えるのが難しくなる為、お受けしていません。

逆子になる前に予防として、とくに妊婦さんは足をしっかりと温めて、胃に優しい食事、和食(特に根菜類)多く摂る様心掛けてみてください。

当院の願いは一つ!

『帝王切開で無く自然分娩したい!』 と願う母親の手助けをする!

これからも『おすず治療室』は皆様の健康のお役に立てる様、技術を磨き、情報を発信していきたいと思います!

おすず院長でした♪