こんにちは[E:happy01]
気持ちの良い、カラッとした晴天~[E:sun][E:sun]
梅雨明け宣言もあったようで、本格的に夏が始まりますね[E:cancer]
今年の夏はどれだけ暑くなるのやら・・[E:coldsweats01][E:coldsweats02]
そんな夏の為の養生法を今日はつづってみたいと思います[E:wink]
夏は気(生命エネルギー)を外に放散させる季節。
東洋医学では、夏を天地陰陽の気が盛んに交わり、万物が成長・反映する季節ととらえます。
人も内にある陽気を、皮膚を通じて外に放散させることが重要だととらえます。
*汗をかく
体の中にたまった熱を外へ放り出して体を冷やすのには、最も効率の良い自然な方法です。
クーラーで体を冷やせばいいという考え方もありますが、いつもクーラーで冷やして汗をかかないようにしていると、汗を出すという機能が退化してしまい、汗の出ない体質になってしまいます。
と言うことは、汗を出して体温を下げる機能が退化すると言うことで、余計に体温は上昇し、体の熱が放散できない為、熱射病などにもなりやすいのです。
また、夏は汗を出して、汗でしか排泄できない蓄積してきた一年分の老廃物を放り出す季節でもあります。
それをしない人は、何年もかけて徐々に健康を損なっていくことになります。
*陰の補給
水分補給のコツは、一度に大量に入れるのではなく、少しずつ何回にも分けて補給することです。
夏は汗を出すために体中の血液は体の表面に移動しており、内部にある胃や腸を働かすための血液は不足しています。
そこに一度に大量の水分を入れれば、それらの水分は胃腸に停滞して溜まるだけとなり、いくら飲んでも体は冷えないのです。
それどころか、ますます胃腸を弱らせて食欲をなくし、夏バテへと進みます。
◎主に水やお茶で水分を補給すると思いますが、糖分を含むものや牛乳などは体のバランスを崩しやすくするので、なるべく避けるとよいでしょう。
*食べ物
夏に最も必要とされるものは苦味です。
なぜかと言うと、夏は血液の循環が非常に盛んで心臓に一年中で一番負担がかかります。
この心臓を休ませる作用があるのが苦味なのです。
また、夏野菜には体を冷やす作用があるので、旬の夏野菜を摂って体を冷ますようにすると良いでしょう。
☆野菜参考☆
かぶ・トマト・なす・ゴーヤ・きゅうり・ピーマン・かぼちゃ・トウモロコシなど。
その他にも、しょうが・ネギ・わさび・シソなどの薬味や、酢の物・らっきょう・梅干しなどの酸味のあるものを一緒に摂ることで働きを助けたり、バランスを摂ってくれるので効果的です。
◎夏は、暑さの中で過ごすのが基本なのです。
上記のように、冷たいものを飲食し過ぎると胃腸を弱らせます。
汗を出しやすくするために、血液は体の表面に集中し、胃腸を養う血液は不足しています。
そこに冷たいものを入れると、ますます血液は胃腸から離れていき、血液の巡らない胃腸は働きません。
その結果、飲んだもの・食べた物が消化されず胃腸に溜まったままとなり、胃が重い・食欲がない・むくみが出る・疲れやすい、となります。
夏の過ごし方はとても大切で、汗をかかなかったり体を冷やす過ぎたりすると、秋冬に体調を崩しやすくなります。
ビールが美味しいこれからの季節ですが、これらのことに気をつけ養生を心掛け、夏を元気に過ごしましょう♪
2011年06月
小児鍼
こんにちは[E:happy01]
うなるような天気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか[E:coldsweats02][E:sun]
梅雨の晴れ間は嬉しいですが、今からこの暑さだと梅雨明けが怖いですね[E:shock]
高温多湿な場所、その日の体調の良し悪しでは熱中症の危険が非常に高くなりますので、
十分ご注意を[E:sign03]
特に畑仕事など、炎天下の中作業をされる方は水分補給や木陰などでの休憩をこまめにするよう、
心掛けましょうね[E:shine]
さて、前置きが長くなりましたが・・・[E:coldsweats01]
今日の症例は小児鍼についてです[E:flair]
1歳の男児
〈主訴〉
風邪
〈症状〉
3月頃からずっと続いている。
青鼻水、痰が絡む、咳が少しあり肺がゴロゴロ鳴っている。
〈治療〉
鍉鍼治療(ていしんちりょう)
〈経過〉
2回の治療で鼻水・肺のゴロゴロ鳴るのが無くなりました。
最初の頃は、怖がってお母さんから離れなかったのですが、今日の治療では、院長が持っている金の棒(鍉鍼)に興味津々で、院長から取ろうとしているくらいでした[E:catface]
今日はお父さんと一緒に来られて、気持ち良さそうに楽しそうに治療を受けてくれました[E:happy01]
背中には内臓や自律神経に関わるツボがたくさんあります[E:delicious]
これは腕にある「肺」に効くツボを刺激し、治療している所です[E:flair]
お腹や胸の周りもこちょこちょ~[E:smile]
また、その他の小児鍼の例では、主訴としていた症状だけでなくその他の症状まで改善されました、
という嬉しい報告もありました[E:happy01]
全身の治療をするので、自然と他の悪いところ・弱い部分まで良くなっていくんですね~[E:wink][E:good]
これは鍼灸の強みだと思います[E:smile]
そして子供は特にその反応が早いな、と感じています[E:flair]
お子様の事で何かお悩みの方、どうぞ1度ご来院下さいね[E:note]
鍼灸おすず治療室HP
メニエール病
こんにちは[E:happy01]
久々に雨が上がりましたね[E:cloud][E:sun]
ここ2日間は記録的な豪雨で、宮崎も避難された地域があったみたいですね[E:coldsweats02]
事故や二次災害に巻き込まれないよう、皆さまもお気を付け下さい[E:danger]
さて今日は、先週いらっしゃったメニエール病の患者様についてご報告です。
20代女性
〈主訴〉
めまい・吐き気
〈症状〉
5月頃からめまい(部屋中がゆがんだ感じ)が出ている。
浮いたような感じもあり、1週間前から寝込んでいる。
目が疲れやすく、光がまぶしい。
背中・腰・頚も痛い。
めまいが起こり病院に行って薬を飲んだがあまり良くならず、胃腸の調子も崩れ食欲がなくなった。
脱水症状を起こしてはいけないから、と水分だけはたくさん摂っていたが、めまいは一向に良くならなかった。
治療院に来られた時は顔色も悪く、部屋の電気がまぶしいせいか、まぶたの上にタオルを置いて光を遮るようにしていました。
〈治療〉
はり・きゅうにて全身の治療
施術後:
治療前はめまいと吐き気がとてもつらそうで歩くのもやっとという感じでしたが、お灸が終わる頃には吐き気はほぼ消失。
治療後はめまいもだいぶ軽くなり、歩きも来た時よりしっかりしていました[E:delicious]
月曜日に来られた時にはめまい感はほぼ無くなっているようでした[E:happy01]
メニエール病とは
東洋医学では昔から、「眩暈(げんうん)」=めまいと記し、メニエール病という病名はなかったものの、めまいに対する治療法がありました。
めまいの原因は、体内の水分が正常にめぐらないことが原因と考えており、はり・きゅうによりその調節をすることで症状を改善することが出来ます。
今回の方はその典型的なタイプで、水分を摂りすぎたことでメニエール病によるめまいが悪化してしまったのだと考えています。
胃腸症状も出ていたので、水分の取り過ぎとお薬で弱ってしまったお腹にお灸をすることで胃が動き出し、めぐりが良くなったことでめまいや吐き気の症状を改善することが出来ました[E:good][E:shine]
めまいの原因には、ストレス・心身疲労・過労・怒りっぽい・虚弱体質など様々ありますので、患者様お一人お一人の症状をよく問診させて頂いて、その方にベストな治療法を決めていきます[E:happy01]
治療法についてはその他の疾患も同様で、詳しい問診によって治療方針を決めていきます[E:delicious]
少し脱線しましたが・・・
この梅雨の時期は普段から湿気も多く、ただでさえ体の内・外共に水分過多となっています。
なーんか調子悪いな、体が重いな、気持ち悪いな、頭が痛いな、などの症状がある場合、水分や冷たいものを摂りすぎていないか考えてみて下さい[E:flair]
心当たりがあれば、水分を控えたり運動で汗を流すと、意外とスッキリするかもしれませんよ[E:wink]
糖尿病
1週間に1度来院されている患者様の症例報告を致します[E:happy01]
F様、60代男性
主訴:糖尿病
血糖値が200㎎/dl
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)7.9%
<正常値参考>
血糖値 :80~100㎎/dl
HbA1c値:5.8%
治療7回目の今日、数値を伺ったところ、
「朝はまだ少し高いが、だいぶ数値が下がってきた」とのこと。
今日の報告では、
血糖値が200⇒112。
HbA1cが7.9⇒6.2まで下がっているそうです[E:delicious][E:good]
糖尿病は過食による肥満やストレスなどにより膵臓の働きが悪くなり、インスリン不足となる病気です。
症状は様々で、口渇・多飲・多尿・過食・易疲労・掻痒感などがあります。
また糖尿病の怖いところは、合併症による病気です。
神経炎・腎症・網膜症・動脈硬化・心臓障害・皮膚障害・尿路障害などが挙げられます。
よく聞くところで言えば、足先のしびれや、感覚が鈍くなるので熱さなどに鈍感になり火傷をしやすい、また傷の治りが遅いことなどです[E:shock]
当院では、糖尿病の治療として全身の治療をしますが、最も効果があるのがお灸だと考えています。
糖尿病の方は熱さに鈍感になると言いましたが、症状の重症度によってもお灸の種類を変えますので、火傷のしないお灸をしますので安心ですよ[E:wink]
働きが悪くなった膵臓を元気にしてくれ、インスリンの出もよくなります[E:happy01]
その為、数値も下がっていくのですね~[E:flair]
もちろん、糖尿病はそれまでの生活習慣、特に「食」が関係していますので、
食習慣の見直しや、軽度の運動なども必要になってきます。
今後もこのペースで治療を続けていけば、予後良好となりそうです[E:happy01]
糖尿病についてお困りの方、一度ご相談下さい[E:confident]
おすず治療室:HP
メール :osuzu2003@bird.ocn.ne.jp
蓄膿症
こんにちは[E:happy01]
なかなか梅雨は明けませんね~[E:rain]
さて今日は、先週から来られている蓄膿症のお子さんについて症例報告をさせて頂きたいと思います[E:delicious]
3歳の男の子[E:t-shirt]
保育園に通い出した頃(約1年ほど前)から黄色いような青い鼻水が、両方ないし片方から出ていました。
鼻水・鼻づまりの為に口で呼吸をしており、声も鼻声のような感じです。
昨日は2回目の治療でしたが、前回の治療後について伺うと、
「ドロドロだった鼻水が、少しサラサラになりました」
と治療後の経過を受けました[E:delicious]
まだ3歳なので大人の針はできません[E:ng]
なので子供用の針、「小児鍼(しょうにしん)」で治療をします[E:happy01] 痛くないですよ~[E:wink]
こんな感じの針です[E:downwardleft][E:downwardleft]
治療室のHPを見て頂いても分かるように、赤ちゃんや小さいお子様には刺さない針で体をなで、
ツボを刺激して治療をします[E:good] 参考にどうぞ→おすず治療室HP
なでるだけの針ですが、子供は「元気の塊」、私達大人よりも遥かに陽の気が多いので、子供専用の針で体をなでるだけでも十分な治療効果が得られます[E:happy01]
今回の蓄膿症の男の子は1回の治療で少し変化がみられたので、治療を続けることで早期回復できるのでは、と今後の経過が楽しみです[E:confident]