おすず治療室 はりきゅうLife♪

2014年11月

シュンギク
シュンギク







おひたしあえもの鍋料理天ぷらのほか、汁ものにも応用され、
冬には欠かせない香りの高い野菜です。

高麗菜菊菜無尽草とも呼ばれます。
地方によっては、サツマギクキクナデシコオランダギクなど
たくさんの呼び名があります。

原産地は地中海沿岸部。
食用としているのは、日本中国インドフィリピンタイなどで、
ヨーロッパでは花を観賞用にしています。
日本には江戸時代に入ってくました。

旬は晩秋から冬にかけて。

春に菊のような花が咲くのでシュンギクと呼ばれます。
家庭菜園やプランターなどでもよく育ちます。
タネをまくと、よく発芽し、四・五葉でつむと、わき芽が次々と伸びてきます。
やわらかい葉で香りもよく、美味です。

シュンギクゆでるときは、太い茎のほうから熱湯に入れ、さっとゆでます。
よくしぼってから、しょうゆを少しかけてしぼります。
しぼるときは、巻きすを使うと便利です。
からしじょうゆであえるゴマであえるレモン汁を加える
ユズを刻んでユズ風味にする、いろいろな味で楽しんでください。

食べる胃腸薬
シュンギク香りのもとは精油
この精油は胃腸のぜん動を盛んにし、胃もたれや食欲不振に役立ちます
胃の働きが弱く、胃のあたりでチャポチャポと音がする人シュンギクを食べると、
水分代謝がよくなり、余分な水は尿として腎臓から排泄されます
胃酸過多で胃がただれやすい人にも向いている野菜です。
食物繊維も多く、整腸作用もあり、便通を改善します
お腹の冷えや痛みにも有効ですから、鍋料理などでたくさん食べましょう。
鍋ものに入れるときは、煮すぎないように、食べる直前に入れましょう。

ベータ・カロテンがいっぱい
シュンギクベータ・カロテンはホウレンソウよりも豊富です。
ベータ・カロテンは体内でビタミンAに変わります。
ビタミンA目の疲れをとり、皮膚や粘膜を丈夫にします
のどが腫れたり痛んだりする人に適しています。
葉のしぼり汁は青汁の原料にもなり、
多量のカロテンをとることができ、胃腸の掃除などにも有効です。

生理や食生活の影響などが重なって、若い女性の貧血が目立ちます。
シュンギク鉄分も多ので、鉄欠乏性貧血にはとても適した野菜です。
またシュンギクには整腸作用もあり、腸からのミネラルの吸収もふえ、
貧血にはとても優れた効果をあらわします。

カルシウムも比較的多い野菜です。

カゼの妙薬
シュンギク精油には発汗作用もあり、体を温め、
痰にも効果があり、カゼのときに応用
できます。

シュンギクやネギを多めに入れたみそ汁、
うどん、雑炊、おかゆなどの形で食べましょう。
ビタミンCも多いのでカゼにはとくに有用です。
シュンギクビタミンCは極端に熱に弱いので、
加熱は最小限にしましょう。

シュンギク煎じ液をさましてからうがい液にすると、
ネバネバをやわらかくして出しやすくします。

浴剤にすると香りもよく、血行がよくなりますから、
しもやけや腰痛、冷えなどに有効
です。
葉のしぼり汁は、のどの痛みや打撲などのときの湿布薬になります。



いよいよ、本日セミナー開催のデス!!!
『第13回東洋医学セミナー』
  日  時:11月20日(木)19:00~
  定  員:15名
  参加費:無料(筆記用具をご持参下さい)

  *知らなきゃする東洋医学セミナー
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   ・冷えの予防法(身体を冷やす食べ物・温める食べ物の説明)
  *その他、質問にもお答えさせて頂きます!!

参加ご希望の方は、お電話でお問い合わせ下さい。

  鍼灸おすず治療室
  (0985)22-2339




おはようございます。
今朝はかなり冷え込んだ宮崎…
からへ季節の変わり目なのでしょうか?!
大好きなが来る~とワクワクしております☆
今日はそんなに向けての養生法デス。


暖房の効いている部屋から外へ出て外気に触れますと、キューっと体が引き締まる感じを受けます。私たちのふやけた体を寒さで引き締めて固めて、エネルギーを外へ洩(も)らさない季節、それが冬です。冬は
閉蔵(へいぞう)の季節です。

閉蔵とは、「蔵に収めて閉じる」の意味であり、陽気陰気も人体の蔵であるに収めて洩(も)れ出ないように閉じて、じっとしている季節という事です。その為には冬の冷たさ、寒さを必要とします。そうする事で腎の精(エネルギー)の発散を防ぎ、また、春の芽生え発生の時期に爆発力を生む為の準備をしているのです。ですから、寒いからと言って暖房に入りっぱなしは身体に毒なのです。しかし、寒さも強過ぎると体が負けてしまうので冬に温泉などで体を温めるのは良い事です。

またこの季節、暖め過ぎて汗を出し過ぎる事はいけないのです。東洋医学では、と同じと考えられており、大事なエネルギーをどんどん洩らしている事に他ならないのです。

ですから、冬にサウナで汗を流れるように出したり、冬のマラソンなども閉蔵すべき陰陽の気(エネルギー)を消耗し過ぎる為、実は好ましい事ではありません。女子マラソン選手に生理の無い人が多いのは、このような事情によるものだと思います。

ところで冬は、この「腎」が主役となって働く季節とされています。腎は現代で言うところの「腎臓・副腎(内分泌の働き)・骨・骨髄・脳」といったものを統括しています。

腎は精を貯蔵する臓器であり、精は身体が生命活動を行う為の基礎となる物質です。

養生法としては、

冬にはこの腎に有効な栄養を摂る事も大切で、味としては(かんみ:塩辛い味)が必要です。濃い味であったり、いわゆる精力増強的な物が多いですが、山芋・豚・エビ・くるみ・ゴマ・栗・牡蛎(ぼれい:カキの貝殻の生薬)などが腎を補う食べ物です。

しかし、同じ味を摂り過ぎると、鹹味の場合では「血が粘稠(ねんちょう)になり血行が悪くなり、顔のつやが落ちるとされています。偏った摂取は避け、バランス良く食事をし、その中に鹹味を取り入れる事をお勧めします。

また、甘味な食べ物は腎を弱らせますので、なるべく避けるか少量を摂る様に心掛けると良いでしょう。

冬の生活では、早く寝てゆっくりと起きるようにします。その理由は、やはり腎のエネルギーを出来るだけ溜めておき、消耗させないようにする為です。

余談ですが、中医学では腎が弱り切って命も危ないという時に漢方薬を用います。

その中には十数種類の生薬があり、アワビやナマコ、スッポンの甲羅や猪の背骨など、1週間ほど鍋で煮込むそうです。漢方薬というより薬膳料理と言った方が近いかもしれません。

ですから、豚の骨を砕いて入れ、頭蓋までも煮込んでスープを作る豚骨ラーメンも腎の力を強めている事になりますね。冬はラーメンが美味しいはずです♪

皆さんも上手に冬を乗り切って行きましょう!




『患者さんに伝えたい東洋医学のお話』より抜粋



fuyu_26

本日は…果物の「カキ」です。
柿
















カキは日本に最も古くからあるくだも
ので、氷河時代の化石も見つかっているほどです。
原産地は中国や日本
甘ガキ日本にしかありません
学名もカキ属カキという具合です。

渋ガキを温湯につけたり、アルコールを噴霧したり、
炭酸ガスで処理すると、甘くなり、このことを、「渋抜き」
といいます。
これはシブオールというタンニンが、水に溶けにくい状態に変わるこです。
舌に広がらないので渋みは感じませんが、渋がなくなるわけではありません

中国ではカキ根、実、果実の皮、樹皮、ヘタ、葉
そして干しガキにつく白い粉までも薬用にします

二日酔いの妙薬
カキには、酔いをさます効果があります。
酒を飲む前カキ食べるとアルコールが早く代謝され、悪酔いの予防になります。
二日酔いで気分が悪いときにももちろん有効。
生のカキビタミンCが非常に多く、肝臓の解毒作用を助けます
しかし、ビタミンCの少ない干しガキにも
アルコール代謝をよくする働きがあるところをみると、
ビタミンCだけの効果ではなさそうで、
利尿作用や胃の熱をとり去る働きなどが関係しているようです。

しゃっくりが止まる
カキのヘタは「柿蒂(してい)」といい、漢方薬の材料にもなっています。
カキヘタはしゃっくりや嘔吐、せき止め、夜尿症の妙薬として知られています。
しゃっくりには、乾燥させたカキのヘタ10個を
約200ミリリットルの水で10分ほど弱火で煎じ、一回に飲みます。
ショウガをスライスして加えて煎じると、嘔吐を止める作用が強くなります


万病に用いるカキの葉茶
カキの葉には、体の中でビタミンCに変化するプロビタミンCが豊富に含まれています
これはビタミンCと違って、熱によって破壊されません
その他ビタミンA、K、P、いろいろなミネラル類も含まれています。
とくに5~6月に採集した若葉は生でも食用にでき、青汁にも最適。
天ぷらにするととてもおいしいものです。

カキの葉茶は6~10月ころに採集した若葉を原料にします。
葉を陰干ししてから大きい葉脈をとり、刻んでから蒸し、さらに陰干しします。
蒸すことで美しい緑色を保ち、ビタミンCの酸化を防止できます。

カキの葉茶に80~100度のお湯を注ぎ、10~15分待ち、お茶がわりに飲みます。
カキの葉茶を常用すると、血糖値が下がり糖尿病が改善したり、
ダイエットやアトピー性皮膚炎などへの効果も期待できます

また、骨が丈夫になる、新陳代謝が活発になる、
動脈硬化が予防できるなどの効果
もあります。

カリウムが多くナトリウムが少ないので利尿作用があり、
その結果、血圧も下がります
カキの葉茶の出がらしは、布袋に入れてお風呂に入れ、浴剤とします。
皮膚の炎症を抑え、殺菌などの効果もあるので、スベスベの肌になります。
干し柿
















渋の効果
カキの渋味はポリフェノールという物質。
タンニンとも呼ばれます。
お茶や紅茶、ゲンノショウコなどのほか、ほとんどの植物に含まれています。
でもカキタンニンの含有量は抜群。
カキの渋は昔から脳出血や脳梗塞の後遺症の特効薬として知られています。
また打ち身、しもやけ、ヤケドなどのときに、
患部
カキ渋をぬる民間療法もあります。

干しガキの表面の白い粉「柿霜(しそう)」といいます。
柿霜マンニトール、果糖、ブドウ糖、ショ糖などの糖類を含み、
せきや痰、のどの痛み、口内炎、舌の炎症や痛みなどに有効
他の漢方薬の材料といっしょにして胃腸薬の治療にも用いられます。

適量を食べましょう
昔から「カキが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。
果物が豊富なことは健康のバロメーター
ところが「おなかを冷やす」ということでカキを食べない人も案外多いのです。
確かに胃腸の弱い人が多く食べ過ぎれば、おなかが痛むこともあります
またタンニンが多いので、食べ過ぎれば便秘をすることもあります
でもおなかに熱を持つような肉類、魚類を食べたときなどは、
こういうだものを食べてちょうどよくなるのです。
一人ひとりの適量を食べましょう。



『第13回東洋医学セミナー』
  日  時:11月20日(木)19:00~
  定  員:15名
  参加費:無料(筆記用具をご持参下さい)

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  *その他、質問にもお答えさせて頂きます!!

参加ご希望の方は、お電話でお問い合わせ下さい。

  鍼灸おすず治療室
  (0985)22-2339

今日は~
「シイタケ」です。
シイタケ
















独特の香りと味とで親しまれているシイタケ
もっとも親しまれているキノコではないでしょうか。
新鮮なシイタケは網焼きし、ほんの少しの調味料でいただくのが最高です。
中華料理にも、西洋料理にもよく合います。
鍋料理、天ぷら、炒めものなどにも用いられ、
特に干しシイタケは日本の伝統食に欠かせません。

シイタケ栽培は、江戸時代の中ごろからおこなわれていたそうです。

骨をつくる・動脈硬化予防にも
シイタケにはエルゴステロールという物質が豊富に含まれています。
これは、紫外線に当たるとビタミンD²に変化し、骨の形成を助け
骨粗しょう症などの予防に役立ちます。
日光に当てた干しシイタケはビタミンD²の宝庫
生のものより香りも栄養も豊かです。
ほとんどの市販品は電気で乾燥させたもので、ビタミンD²ができません
半日くらい天日干しし、5~6時間かけてゆっくりもどします
干しシイタケ





















シイタケに含まれるエリタデニンという物質は、
血液の中のコレステロールをきれいに掃除する働きをします
コレステロールの沈着を防ぐ物質もあります。
ですから動脈硬化高血圧狭心症心筋梗塞
脳梗塞糖尿病などを予防し、老化を防ぎます

血液がきれいになり循環が改善しますから、冷えや疲労などにも効果があります。

がん予防の妙薬
シイタケ毎日食べている人は、がんにもなりにくく
長生きしている人が多いという調査結果もあります。
日本の民間療法では昔からキノコ類はガンの薬とされていました。
キノコ類の中には抗がん作用が認められ、
医薬品としてがんの治療に用いられているものもあります。

キノコから抽出した成分の抗がん作用の研究もおこなわれています
この物質は免疫機能を高める強い効果があることがわかっています。
今ではアメリカでもシイタケの栽培量が増え、よく食べられるようになっているそうです。

カゼの妙薬
干しシイタケにはうまみの成分が多く、コンブなどのアミノ酸類といっしょになって、
ますますおいしい味になります。
干しシイタケのもどし汁はお吸いものだけでなく、さまざまな料理に利用したいものです。

シイタケ煎じ液にハチミツを加えて飲むと、せき止めや痰切りの薬になります。
常食すればカゼをひかなくなるといわれます。
夏バテや消化不良、嘔吐などにも煎じ液は有効です。

眠れないときは、干しシイタケのかけらなどに熱湯を注いで飲みましょう。




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今日はお野菜のお話。。。
「コマツナ」です!!!
小松菜












コマツナの旬は11月から3月
にかけて。キャベツと同じアブラナ科の野菜ですが、
キャベツが淡色野菜なのに対し、コマツナは代表的な緑黄色野菜です。
アクが少ないのが特徴です。

原産地は日本で、江戸時代に武蔵国(むさしのくに)の小松川村
栽培されたのでコマツナと呼ばれました。
小松川は現在の新小岩駅のあたりです。

歯周病の予防に
コマツナは、歯や歯茎の健康にとてもよい野菜です。
歯周病になりやすい方は、コマツナ料理やコマツナジュースで体質を改善しましょう。
確実な薬効を期待する場合にはジュースにするのが一番です。
このジュースは、固太りで体力が充実しているタイプの方に向いています。
そういうタイプで、高血圧症や糖尿病を患っている方は、
血圧の安定や血糖値の安定にも有効
といわれてますので、
お試しいただきたいと思います。

コマツナのビタミンCは、ホウレンソウのおよそ2倍
100㌘のコマツナを食べれば、一日に必要なビタミンCが満たされます

がん予防にコマツナジュース
コマツナジュースは、一日200~300㌘のコマツナをよく洗い
ジューサーあるいはミキサーでつくります。
レモンやリンゴで味をととのえてもよでしょう。

がんの予防や治療に用いるジュースの基本は、
ニンジンニュースとコマツナジュースです。
ニンジンジュースは虚弱体質の方に、
コマツナジュースは体格や体力がしっかりとしている方
に、
中間の方は両方のミックスジュースと使い分けをしている病院もあります。
小松菜と人参ジュース













コマツナなどの緑黄色野菜には、カロテノイドが多く含まれています

カロテノイドはベータ・カロテンのほかに数百種類もわかっており、
がんや老化の原因になる物質を体の外に追い出す働きを持つ植物栄養素
です。

貧血予防に
コマツナには、鉄分やカルシウムも多く
貧血を予防する骨を丈夫にするイライラをしずめるなど
たくさんの薬効があります。
食物繊維は便秘の解消に役立ちます

コマツナ料理の我が家の定番は油揚げや厚揚げとの煮びたしです。
コマツナを軽く下ゆでし、ザルで自然に水をきります。
カツオ節で採っただし汁に酒としょうゆで味をつけます。
湯通しして千切りにした油揚げと4~5センチに切ったコマツナを入れ、ひと煮立ちさせます。
熱いままでもおいしいですが、さますときには具はザルにあげて、汁と別々にさまします。
盛り付けるときいっしょにすると、緑色がいつまでもきれいです。



『第13回東洋医学セミナー』
  日  時:11月20日(木)19:00~
  定  員:15名
  参加費:無料(筆記用具をご持参下さい)

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