東洋医学には医食同源(食べ物はくすり)と言う考え方があります。

私たちは『〇〇に効く』と考えて食事しているわけではありませんが、毎日の食べる事の積み重ねが健康に影響しないハズはありません。
古くからの知恵に学び、薬効を考えた食べものを加えたら、いわゆる『健康食品やサプリメント』以上に、安全で、安くて、美味しい食事が楽しめるのではないでしょうか。

これから定期的に『食べ物はくすり』をテーマにお伝えしていきたいと思います。...

第1回目は『夏バテ予防にキュウリ』です。

気温が高かったり、湿気が多かったりすると、汗を多くかきます。

水分補給が十分できないと、脱水をおこします。

脱水で体の中の水分が少なくなると、脳梗塞になったりすることもあります。

実際、冬には脳出血が、夏には脳梗塞や心筋梗塞が多くなります。

俗にいう夏バテは、だるい・食欲がないなどの症状に悩まされます。

水分補給したくても、水を多く飲むのが苦痛な方もいます。

そんなとき、体内にこもった熱をとり去るのが

『キュウリ・トマト・ナス』などの野菜です。

キュウリは体内にこもった熱をさまし、水分代謝を活発にしてくれますから、

夏期には欠かせない食べものです。

生のままかじっても利尿効果がありますが、

熱を通すとさらにその効果が高まるといわれます。

中国の唐の時代の処方集には…

タネをとらずに切って、酢で煮て半煮えの状態で食べると

すぐに効果があらわれるという記録があります。

酢豚などには乱切りにして用いましょう。

陰干しにしたキュウリやキュウリの皮の煎じ液をお茶がわりに飲む方法もあります。

是非お試しください♪
きゅうり

















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