皆さんがもし途上国に旅行に行かれることがあったら、
ワーッと寄ってくる子どもの後ろにいる、ボーッと見ている子どもたちに
目を向けて欲しいんです。
そういう子が一番問題を抱えているからです。

そういう子がいたら、その場所にちょっと留まって、
折り紙でも何でも、子どもたちが興味を引くことをしてください。
そして、寄って来られずに後ろにいる子にも声を掛けてあげてください。

そしたらたぶん、将来その子
昔、色の白い人が、私に声を掛けてくれて、私の頭をなでてくれての
言うようになります。

褒められた経験、認められた経験は子どもを必ず成長させます。

かわいがってもらった子は一歩を踏み出せます。
愛されるってどういうことかを知っている子
自分の子どもを愛せるようになります。
でも、知らないまま育つと、子どもを愛せない大人になってしまうんです。

途上国の支援を考えた時、日本の暮らしが
日本だけのもので成り立っていないことを意識
して欲しいんです。

例えば、木の製品、割り箸をはじめ、紙、トイレットペーパーなどの原材料は
ほとんどがアジアからの輸入
です。
それらの木を伐採した後の途上国はどうなっているのか

植林なんてされていませんから、大雨が降ったら、
大規模な土砂崩れ
が起こってしまいます。

なぜ大雨で、土砂崩れが起こるんですか?
生えていた森の木を伐採したからです。
誰が使ったんですか?
私たち日本人です。

私たちが今のこの便利な暮らしを続ける限り、
どこかの環境
を破壊しています。
その結果、現地の人たちの生活が脅かされているのです。

だから、いろんなことに関心を持つこと国際協力の第一歩になります。

例えば、ティッシュペーパーでテーブルを拭かずに、
布の台拭きを使って下さい。
そして、台拭きを使う時に子どもに教えてください
台拭きのほうが環境に優しいんだよ」って。
こういうことを伝えていくことも国際協力になるんです。

それから、日本の子どもたちが元気に育つこと国際協力だと思います。
なぜかと言うと、日本って
人はみんな平等だ
ちゃんと教えている国だからです。

よその国は、人は平等だと理屈は教えているかもしれませんが、
実際は違うことが多いです。
例えばフィリピンでは、病院に患者さんを連れて行くと、
重症であっても、看護師さんの第一声
お金ありますか?」です。

日本でそんな状況だったら、病院のスタッフ
すぐ患者さんをストレッチャーに乗せて、
いつからこうなんですか
問診しながら処置室に搬送すると思います。

日本人は、人に対する尊厳を持っています
だから日本人が元気でなきゃいけないんです。
今の温室のような社会で育ってしまうと、病気になる子が増えます
それじゃダメなんです。

子どもが
国際協力に行きたい
と言ったら、
あなたなら大丈夫よ
と言える健康な体に育てること国際協力になります。
world_children




















また、今いる子どもたちに、昔の子育てを
伝えていくことも国際協力になります。

日本社会がまず健全であること。
日本人が元気であること
そして年寄りから生きた知恵をもっと学ぶこと

いろんなことがすべて国際協力につながると思っています。


命を見つめて~7 おわり
宮崎おっぱい会主催の講演会より…冨田 江里子


  鍼灸おすず治療室
   (0985)22-2339