皆さんは毎日三食、ちゃんとご飯を食べますか?

三食ちゃんと食べているのに、間食していませんか。
口寂しいと言って、いつも何かしら食べていると、内臓は休むことができません
内臓も、人間と同じようにお休みが必要です。

常にお腹が満たされている状態を保つのではなく、
空腹の状態をつくってあげることが大切
なんです。
そうすると、内臓は休むことができます

今日はちょっと体調が良くないなと感じたら、
一食でいいから食事を抜いてみてください

三食必ず食べなきゃいけないなんて、誰が決めたんですか?

現代の病気のほとんどが食べ過ぎからきています
それも、体に悪い物の食べ過ぎです。
体は欲しがっていないのに、口や心が欲しがるものばかり食べてしまう。
それでは、健康維持なんてできませんよ。
自分の体の声に耳を澄ませて、臨機応変に対応することが大切です。

「塩梅(あんばい)」という言葉があります。
料理では味の加減のことですね。
私が開く料理教室で、食材や調味料の分量をよく聞かれるのですが、
私は量ったことなんてありません。
料理は本来、その日食べる人の体調を考えて作るものだと思っているからです。

例えば、伝統的な日本の調味料である塩は、
体が必要とするミネラルを調達する大切なもの
です。

疲れている時など、体が塩分を欲していれば味付けを濃くするでしょう?
決められたレシピ通りに作るのもいいですが、
食べる人のその時の体調に合わせて作るやり方も、
現代の人たちは学ぶ必要があると思います


また、健康な体をつくる上で、天然の塩を
毎日しっかりと取ることは欠かせません

天然塩






昔の人は、塩を1日30㌘以上取っていました

今、減塩のお味噌がお店で売られていますけど
私は減塩のお味噌なんて使いません
減塩はいろんな病気をつくります。
治る病気も治らなくなります


保存食は塩気が利いているでしょう
塩を減らして味噌を造ったらどうなるか。
夏になったら全部腐っちゃいますよ。
醤油だって塩が利いていなければ腐ります。
梅干しやたくあんも塩ががっちり利いてるから、
長時間の保存ができるんです


だから、減塩という言葉に惑わされちゃダメなんです。
毎日しっかりと塩を取ることは健康の秘訣なのです。

ある日、電車に乗っていたら、
「飴食べませんか?」
と聞かれたので、すかさず、
「結構です。それより梅干し食べますか?」
と、逆に聞いてみました。…変な顔されました。(笑)

なめるなら梅干しがいいです
減塩をしていない無添加・無農薬で、3年物の梅干しが理想です。

一粒食べます。
その梅干しの種を半日、口の中で噛まなくていいから転がすんです

そうすると、唾液がたくさん出てきます。
梅干し








物を食べる時、体の中の酵素は消化と吸収と排泄のために働いてくれます。
ご飯を食べる時には、体の中で約2㍑の酵素が働きます。
そこで、梅干しをなめていると唾液がより多く出ますから、
2㍑以上の酵素の働きが起こるんです。

「梅干しは三毒を消す」
と言って、全身の毒を消すと言われています
食べ物の毒飲んでいる水の毒、そして、血の毒を消してくれます

塩も梅も人間の体を立て直すために重要な食べ物です。

ぜひ、この「塩梅」を取り入れて血液と体を自分で立て直していきましょう


食物は薬 薬は食物~3 つづく



  
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