本日は…果物の「カキ」です。
柿
















カキは日本に最も古くからあるくだも
ので、氷河時代の化石も見つかっているほどです。
原産地は中国や日本
甘ガキ日本にしかありません
学名もカキ属カキという具合です。

渋ガキを温湯につけたり、アルコールを噴霧したり、
炭酸ガスで処理すると、甘くなり、このことを、「渋抜き」
といいます。
これはシブオールというタンニンが、水に溶けにくい状態に変わるこです。
舌に広がらないので渋みは感じませんが、渋がなくなるわけではありません

中国ではカキ根、実、果実の皮、樹皮、ヘタ、葉
そして干しガキにつく白い粉までも薬用にします

二日酔いの妙薬
カキには、酔いをさます効果があります。
酒を飲む前カキ食べるとアルコールが早く代謝され、悪酔いの予防になります。
二日酔いで気分が悪いときにももちろん有効。
生のカキビタミンCが非常に多く、肝臓の解毒作用を助けます
しかし、ビタミンCの少ない干しガキにも
アルコール代謝をよくする働きがあるところをみると、
ビタミンCだけの効果ではなさそうで、
利尿作用や胃の熱をとり去る働きなどが関係しているようです。

しゃっくりが止まる
カキのヘタは「柿蒂(してい)」といい、漢方薬の材料にもなっています。
カキヘタはしゃっくりや嘔吐、せき止め、夜尿症の妙薬として知られています。
しゃっくりには、乾燥させたカキのヘタ10個を
約200ミリリットルの水で10分ほど弱火で煎じ、一回に飲みます。
ショウガをスライスして加えて煎じると、嘔吐を止める作用が強くなります


万病に用いるカキの葉茶
カキの葉には、体の中でビタミンCに変化するプロビタミンCが豊富に含まれています
これはビタミンCと違って、熱によって破壊されません
その他ビタミンA、K、P、いろいろなミネラル類も含まれています。
とくに5~6月に採集した若葉は生でも食用にでき、青汁にも最適。
天ぷらにするととてもおいしいものです。

カキの葉茶は6~10月ころに採集した若葉を原料にします。
葉を陰干ししてから大きい葉脈をとり、刻んでから蒸し、さらに陰干しします。
蒸すことで美しい緑色を保ち、ビタミンCの酸化を防止できます。

カキの葉茶に80~100度のお湯を注ぎ、10~15分待ち、お茶がわりに飲みます。
カキの葉茶を常用すると、血糖値が下がり糖尿病が改善したり、
ダイエットやアトピー性皮膚炎などへの効果も期待できます

また、骨が丈夫になる、新陳代謝が活発になる、
動脈硬化が予防できるなどの効果
もあります。

カリウムが多くナトリウムが少ないので利尿作用があり、
その結果、血圧も下がります
カキの葉茶の出がらしは、布袋に入れてお風呂に入れ、浴剤とします。
皮膚の炎症を抑え、殺菌などの効果もあるので、スベスベの肌になります。
干し柿
















渋の効果
カキの渋味はポリフェノールという物質。
タンニンとも呼ばれます。
お茶や紅茶、ゲンノショウコなどのほか、ほとんどの植物に含まれています。
でもカキタンニンの含有量は抜群。
カキの渋は昔から脳出血や脳梗塞の後遺症の特効薬として知られています。
また打ち身、しもやけ、ヤケドなどのときに、
患部
カキ渋をぬる民間療法もあります。

干しガキの表面の白い粉「柿霜(しそう)」といいます。
柿霜マンニトール、果糖、ブドウ糖、ショ糖などの糖類を含み、
せきや痰、のどの痛み、口内炎、舌の炎症や痛みなどに有効
他の漢方薬の材料といっしょにして胃腸薬の治療にも用いられます。

適量を食べましょう
昔から「カキが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。
果物が豊富なことは健康のバロメーター
ところが「おなかを冷やす」ということでカキを食べない人も案外多いのです。
確かに胃腸の弱い人が多く食べ過ぎれば、おなかが痛むこともあります
またタンニンが多いので、食べ過ぎれば便秘をすることもあります
でもおなかに熱を持つような肉類、魚類を食べたときなどは、
こういうだものを食べてちょうどよくなるのです。
一人ひとりの適量を食べましょう。



『第13回東洋医学セミナー』
  日  時:11月20日(木)19:00~
  定  員:15名
  参加費:無料(筆記用具をご持参下さい)

  *知らなきゃする東洋医学セミナー
   ・東洋医学の風邪の予防法&風邪を引いた時の対処法
   ・冷えの予防法(身体を冷やす食べ物・温める食べ物の説明)
  *その他、質問にもお答えさせて頂きます!!

参加ご希望の方は、お電話でお問い合わせ下さい。

  鍼灸おすず治療室
  (0985)22-2339