シュンギク
シュンギク







おひたしあえもの鍋料理天ぷらのほか、汁ものにも応用され、
冬には欠かせない香りの高い野菜です。

高麗菜菊菜無尽草とも呼ばれます。
地方によっては、サツマギクキクナデシコオランダギクなど
たくさんの呼び名があります。

原産地は地中海沿岸部。
食用としているのは、日本中国インドフィリピンタイなどで、
ヨーロッパでは花を観賞用にしています。
日本には江戸時代に入ってくました。

旬は晩秋から冬にかけて。

春に菊のような花が咲くのでシュンギクと呼ばれます。
家庭菜園やプランターなどでもよく育ちます。
タネをまくと、よく発芽し、四・五葉でつむと、わき芽が次々と伸びてきます。
やわらかい葉で香りもよく、美味です。

シュンギクゆでるときは、太い茎のほうから熱湯に入れ、さっとゆでます。
よくしぼってから、しょうゆを少しかけてしぼります。
しぼるときは、巻きすを使うと便利です。
からしじょうゆであえるゴマであえるレモン汁を加える
ユズを刻んでユズ風味にする、いろいろな味で楽しんでください。

食べる胃腸薬
シュンギク香りのもとは精油
この精油は胃腸のぜん動を盛んにし、胃もたれや食欲不振に役立ちます
胃の働きが弱く、胃のあたりでチャポチャポと音がする人シュンギクを食べると、
水分代謝がよくなり、余分な水は尿として腎臓から排泄されます
胃酸過多で胃がただれやすい人にも向いている野菜です。
食物繊維も多く、整腸作用もあり、便通を改善します
お腹の冷えや痛みにも有効ですから、鍋料理などでたくさん食べましょう。
鍋ものに入れるときは、煮すぎないように、食べる直前に入れましょう。

ベータ・カロテンがいっぱい
シュンギクベータ・カロテンはホウレンソウよりも豊富です。
ベータ・カロテンは体内でビタミンAに変わります。
ビタミンA目の疲れをとり、皮膚や粘膜を丈夫にします
のどが腫れたり痛んだりする人に適しています。
葉のしぼり汁は青汁の原料にもなり、
多量のカロテンをとることができ、胃腸の掃除などにも有効です。

生理や食生活の影響などが重なって、若い女性の貧血が目立ちます。
シュンギク鉄分も多ので、鉄欠乏性貧血にはとても適した野菜です。
またシュンギクには整腸作用もあり、腸からのミネラルの吸収もふえ、
貧血にはとても優れた効果をあらわします。

カルシウムも比較的多い野菜です。

カゼの妙薬
シュンギク精油には発汗作用もあり、体を温め、
痰にも効果があり、カゼのときに応用
できます。

シュンギクやネギを多めに入れたみそ汁、
うどん、雑炊、おかゆなどの形で食べましょう。
ビタミンCも多いのでカゼにはとくに有用です。
シュンギクビタミンCは極端に熱に弱いので、
加熱は最小限にしましょう。

シュンギク煎じ液をさましてからうがい液にすると、
ネバネバをやわらかくして出しやすくします。

浴剤にすると香りもよく、血行がよくなりますから、
しもやけや腰痛、冷えなどに有効
です。
葉のしぼり汁は、のどの痛みや打撲などのときの湿布薬になります。



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