今年の冬は例年よりも寒く、また、宮崎ではインフルエンザが大流行し、今もまだその後遺症は続いています。
そこで今日は、東洋医学で考える風邪予防についてのお話です[E:happy01]
[E:flair]ポイントは、
①食べ過ぎない
②睡眠をよく摂る
③首を温める
この3つです。
一般的に予防と言うと、手洗い・うがい・マスクをするなどが挙げられ、西洋医学では風邪を引くと、原因であるウイルスや細菌を薬で殺してしまおうとします[E:punch]
東洋医学では風邪の原因などを「邪気(じゃき)」として捉え、それを体の外へ追い出そう、と言う考えなのです[E:shine][E:run]
人が本来持っている、追い出そうとする力の事を「正気(せいき)」と言います。わかりやすく言うと、今で言う免疫力や自然治癒力といったものです[E:good]
風邪が入ってきた時にこの正気を高める為には、
「食事を控える・または食べ過ぎない」「睡眠をよく摂る」、まずこの2つがとても大切です。
冬という季節はもともと食糧が少なく、活動も少なくなるものです。
ヘビやカエル、リスやクマなど、冬眠や冬ごもりをする動物もいます[E:snow][E:night]
じゃあなぜ冬眠をするのでしょうか?
一つは、体温を維持するための大量のエネルギーが必要なこと、そしてそのエネルギーを作る為の食糧が少ない冬には、それを維持するだけの栄養が確保できないなどがあり、冬眠しなければならないのです。
人はエネルギーを作り出すことができるため冬眠をする必要はないけれど、同じ動物と考えると必要以上のエネルギー摂取は必要ないのではないか...[E:flair]
このような動物の行動からみて、食事を控える・よく寝るという事は人にとっても必要なんだ!そういう考えに至ったわけです[E:catface]
話が少しそれましたが、元に戻しましょう[E:coldsweats01]
冬は寒さや冷え・風邪から体を守る為に体表面に近いところに血液がめぐり、バリアーの役目をしています[E:impact]
しかし、食べる事によりそのバリアーの役目をしている血液が胃腸の消化にパワーをとられ、体表面を守るバリアーが薄くなってしまうのです[E:shock]
そうすると風邪と戦うパワーが奪われてしまい正気が弱ってしまうので、①食事を控える・食べ過ぎないことが大切です。
②睡眠をよく摂るというのは、人は眠っている間に免疫力を高め、補っているからです。
つまり、「正気」の補充をしている、という事になります[E:shine]
風邪に限らず、睡眠を摂る事で様々な病気の予防にもなりますし回復を早める事にもつながります。
また背中や首の辺りがゾクッとした事、ありませんか[E:snow]?
敏感な方は、「あ、風邪が入ってきたのかな?」と思う事もあるかと思います。
東洋医学では「風門(ふうもん)」と呼ばれるツボがあり、「ゾクッ」するとそこから風邪(ふうじゃ)が入ってくると言われています。
下の図を参考にしてみて下さい。②の方が風門穴(ふうもんけつ)で、左右両方にあります。
ですから、③首周りをよぉ~く温めるように心がけましょう♪
下の写真のように、ホッカイロで温めるととても効果的で、治療院でも患者さんによく勧めています♪
首を前に倒す(会釈する感じ)と、首の骨が1つだけボコッと飛び出ると思います。
その下に「大椎(だいつい)」と呼ばれるツボがあり、このツボは風邪の治療にもよく使われ、また、全身をよく温めてくれます。
上の図の①が大椎穴になります。
「ゾクゾクッ」ときたらここを温めましょう♪ 全身ぽかぽかで気持ちがいいですよ[E:happy01]
ネックウォーマーやマフラーで首が風に当たったり冷えるのを防ぐだけでも十分効果はありますよ[E:good]
*あまり肌に近いところでホッカイロを貼ると低温火傷の危険がありますので、服の上から貼るようにしましょう!
[E:foot]補足として、体が冷えると風邪のウイルスや細菌が侵入してきやすくなります[E:typhoon]
体を温める食べ物(白ネギやショウガなど)を摂って体の中から温め、普段から足が冷える人は厚めの靴下をはくなどの予防も心がけましょう[E:happy01]
おすずスタッフ♪