ある日の宮崎日日新聞の「健康 歳時記」という記事です[E:book]

「健康な高齢者に積極的に水分摂取を勧める生活指導は、必要ない」という泌尿器科医の話には、「ウッソ~!?」と驚いた 。

夜、寝ている間は不感蒸泄(ふかんじょうせつ)とかいってコップ1杯ぐらいの汗をかくので、朝は血液が固まりやすくなっている。だから明け方から午前中は心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすい。

夜、寝る前と、朝起きたら必ず水を飲めと教えられてきたが、あれはどうなのか?

いや、それには明確な証拠がない」というのが専門家の答えだ。

寝る前に水分を摂取したから脳血管障害や心筋梗塞が予防できたというデータは全くない。寝る前の水分摂取は大切という報道は、水を飲めば血液がサラサラになるという誤解から始まったのではないか。水を飲んでも血液はサラサラにはならない。血液の約45%赤血球などの血球で、約55%が水っぽい血漿だ。この構成比はいつもほとんど変わらない。水を飲むとサラサラになり、飲まないとドロドロになるーなど起こらない仕組みになっている。」(医学ジャーナリスト・丸山寛之)

と、このような内容の記事でした[E:flair]

治療室では日頃から、「水はたくさん摂っても血液サラサラにはなりませんよ~、内臓が浮腫(むく)んで代謝が悪くなりますよ~」と言っていましたから、私たちにとっては願ったり叶ったりのような記事でした[E:good][E:delicious]

こういった記事が出ると、悔しいものですが・・・やはり患者さんも納得していただきやすいものです[E:catface]

東洋医学では「水毒(すいどく)」と呼ばれる症状があります。

それは何かと言うと、体にある余った水、不必要な水分の事を言います。要するに水分の摂りすぎですね。

わかりやすいところで言うと、鼻水や手足の浮腫(むくみ)などです。

飲み会の翌朝、風邪でもないのに鼻水がダラーっと出る経験をした方、いらっしゃいますよね?アレです[E:catface]

最近では、体の中の老廃物を流し、便秘にも効果があるなど言われ、人によっては毎日1~2リットルもの水を飲んでいる人が増えているようですが、人体の水分量は約60%(赤ちゃんやご高齢者は違う)と決まっており、簡単に洗い流せるような構造にはなっていません。また便秘については、適度な水分は必要ですが多すぎても腸を冷やし、それが便秘の原因となる事もあります。

水は体内に入ると、大腸で吸収され腎臓から尿になって排出されます。そこで必要以上の処理しきれない水分は体内で過剰状態となり、浮腫(むくみ)や冷え、消化不良の原因となるわけです[E:bearing]

近年の水毒の原因としては、やはり食生活にあります。

通常、のどが渇いたときに水分を補給すればいいのですが、上記のように必要以上に水分を摂ったり、また、ジュースやアルコールなどの美味しい飲み物はのどが渇いていなくても飲みたくなります。味が付いていると、吸収された栄養で血液は濃くなるのでそれを薄めようとしてまた飲みたくなってしまいます[E:bottle]

まさに悪循環です[E:shock]

但し、夏の暑い日の農作業や激しい運動をしてたくさん汗をかくようなスポーツ選手は違います。

そしてたくさん汗をかく事により、水分だけでなく塩分も出ていきますから水分・塩分共に補給する必要があります。

摂取の仕方としてスポーツドリンクがありますが、あれは塩分や糖分が高すぎる傾向にあるため逆にのどが渇く事があるので、1.5~2倍くらいに薄めて飲むことをお勧めします。そして1度に大量に飲むのでなく、一口くらいをゆっくりこまめに摂取するのが理想です。飲み物を冷やしすぎないというのもポイントです[E:pouch]

運動中にお腹が痛くなったことがある人はわかると思いますが、のどが渇いた~と思って冷たいスポーツドリンクを一気に飲む。美味しいですが、それが原因でお腹が痛くなるパターンが大半です[E:wobbly]

と、一部例外はありますが、水分の過剰摂取による水毒症状が起こります。

体が浮腫んだり、花粉症やアレルギーで異常に鼻水が出たり、お腹が冷えて軽くさするとチャポチャポっと音が鳴ったりするなどの心当たりがある方は、今一度、水分摂取について考えてみてはいかがでしょうか?[E:confident]

おすずスタッフ♪

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