こんにちは
受付のいしぐろです

本日は、こちらの方が、「ぜひ一言申し上げたい。」との事ですので、聞いてやってください。

シクラメン





















みなさん。こんにちは。
シクラメンの『シク・ラ・メン』です。
地中海生まれの宮崎育ち。
花言葉は “憧れ” “内気” “はにかみ” です。
姉妹には、赤や白に染まる子たちもいますが、わたしはピンクに染まります。
昨年、おすず治療室にお嫁に来ました。
わたしがピンクに染まる年頃には、蝶よ花よとかわいがらました。
頭をなでられたり、うっとりするような目でみつめられたり、時には、くんくんと匂いをかがれたり・・・。(照)
ですが、年齢を重ね、ピンクに染まることができなくなると、
あれよあれよ言う間に端の方に追いやられ、挙句の果てには、
明るく暖かかった、わたしのお部屋(みなさんは、そこを《待合室》、と呼んでいたようです。)から、
暗くひんやりとした《スタッフルーム》というお部屋に移されました。
そしてとうとう。。。
これから先は、もう悲しくって悲しくって、とてもお話できません。
わたしは、こんな仕打ちにとても耐えられなかったのです。
全てを失い、土に還ったわたしは、何も考えず、何も感じず、ただそこにじっといました。
そんなある日、ふと誰かの声がすることに気が付きました。
しかし、何をおっしゃっているのか分かりません。
毎日毎日、お声をかけてくださるのですが、はっきりと聞き取れません。
気になって、顔をあげてみようと思ったのですが、約1年。じっと動かずにおりましたので、
なかなか体が動きません。
うんとうんっと力を入れて、ようやく顔をあげると、気になっていましたお声が聞こえたのです。
そのお方は、こんなわたしを大層褒めてくださるのです。
わたしは、心に誓いました。
もう一度、あの暖かいお部屋に戻ろうと。
それからは、毎日必死でした。激しい風が吹こうと、冷たい雨が降ろうとも。
そうして、今日。
暖かい、懐かしのあのお部屋に戻ることができました。
あきらめないでよかった。
これからわたしは、もっと頑張ってピンクに染まろうと思うのです。
みなさんに褒めていただるようなピンク色に。


シク・ラ・メンさんのお言葉でした。
いや~深い。実に深い

あきらめなければ花開く。 by シク・ラ・メン

ではみなさん。ごきげんよう