おすず治療室 はりきゅうLife♪

カテゴリ: 季節の養生法

梅雨の時期の養生法♫

梅雨の時期が一年のうちで最も体調が良いという人は、まあいないでしょう。

湿度が高くなると体調は崩れるのです。

我々の身体の中には、血液も流れてますが、水も流れてます。

新しく新鮮な水を口から入れて、古くなった汚れた水分を身体の外へと出す仕組みになっています。

水分の主な出口は、小便・大便、そして皮膚から大量に出てるのです。

水蒸気という気体の形で無意識のうちに皮膚から水分を放出してバランスを保っています。

ところが日本の梅雨は湿度が高く、空気中の水蒸気は飽和状態であり、

皮膚から水分を放出する事が出来なくなっています。

したがって、無理矢理水分を出す為に、運動して汗を出すとか、

サウナで汗を出すとかいった工夫が、この時期には必要であり健康法でもあります。

また、汗が出やすい食品を意識して摂る必要があります。

ピリっとした香辛料の味です。

香辛料は肺の力を強めて、皮膚からの発汗を強める働きがあるからです。

また、皮膚から水分が蒸発しない分、腎臓から尿を沢山出す必要が出てきます。

腎臓の働きを強くする塩分も必要になるのです。

精製塩の塩化ナトリウムではなく、天然の塩を十分に摂りましょう。

これらの注意を怠ると、我々の体内に古い汚れた水分が溜まってくることになり、

東洋医学でいう水毒の状態になります。

関節リウマチは悪化し、皮膚に水泡と痛みが発生するヘルペスになりやすくなり、

頭痛・耳鳴り・めまいのメニエル症候群になりやすいです。


まとめると、梅雨の時期は、水分を控え、身体の湿度管理をする事で、

体調を崩さすに上手く乗り切れるのではないかと思います。

色々制限はありますが、是非お試しくださいね♪
梅雨












   鍼灸おすず治療室
     (0985)22-2339


こんにちは

段々暑くなってきましたが、体調はいかがですか

雨が続きじめじめしていますが、負けない身体作りをしましょう


夏の養生法をご紹介します(*^_^*)

 

 


夏の三カ月間は、天と地の間の陰と陽の気が満ち満ちており、自然界の万物がどんどん成長して咲き栄える季節です。人間も例外ではなく、成長過程の青少年は、この陽気を全身に浴びて身体を動かせば、大きく成長できるのです。

ですから、暑い暑いと言って逃げてばかりにならないよう、お母さんは気を配ってあげて下さい。しかし健康を保つには、陰と陽のバランスが必要です。

夏は陰である冷たさ・涼しさを上手に取り入れる事です。

第一は汗をかく事です。それも、にじむような汗ではなく流れるような汗です。

体内に溜った熱を体の外へ放り出して身体を冷やすのには、最も効率の良い自然な方法です。「クーラーで冷やせばいい」という考え方もあります。確かに、熱射病や日射病の時に熱を摂る方法としてクーラーで冷やすのは非常に有効ですが、いつもいつもクーラーで冷やして汗をかかせないでいると、汗を出すという機能が退化し、汗の出ない体質になってしまいます。夏は汗を出して、汗でしか排出できない、蓄積してきた一年分の老廃物を放り出す季節でもあります。それをしない人は何年もかけて徐々に健康を損なっていく事になります。

第二には、陰の補給です。一つ目は体内を冷やす為に汗をかきましょうと言いましたが、こちらは身体を冷やす為の水分補給です。

氷水に麦茶、ウーロン茶、かき氷、アイスにビールなど、冷たいものは沢山あります。これらの補給のコツは、一時に大量に摂るのではなく、少しずつ何回にも分けて補給する事です。

夏は汗を出す為に体中の血液は身体の表面に移動しており、内部にある胃や腸を動かす為の血液は不足しています。したがって夏は誰もが胃腸が非常に弱っている状態にあります。そこへ一度に大量の水分を入れれば、それらの水分は胃腸に停滞し溜るだけです。血液中に吸収されて身体の隅々にまで潤うという事にはなりません。結果、いくら飲んでも身体は冷えず、ますます胃腸を弱らせて食欲をなくし、夏バテへと進みます。

ここでもう一つ大切なのは「水のみ」の補給だけではなく、カルシウム・マグネシウム・ミネラル・ビタミン・酵素などの補給も大切です。汗で失った水分には、水だけでは補えない物も含まれているからです。こんな時にスイカを食べたり、生ジュースを飲んだり、あるいは味噌汁を飲むと、意外と渇きが止まったりするのです。

養生法

 

 


暑さで汗をかく為、身体の水分を消耗し、血液を濃縮させ「心(心臓)の負担が重くなるので、食事ではさっぱりと薄味で料理したものが向いています。肉などのは食べ過ぎると体の中で熱が発生するので控えるようにし、夏野菜であるトマト・キュウリ・スイカなどを多めに摂ると良いでしょう。また、苦みの食べ物は心臓の負担を和らげる・休ませる作用があるので、ゴーヤやグレープフルーツなどもとても効果的です。

そして夏は「早寝早起き」を心掛けましょう。汗で失う「陰分(いんぶん:体内の液体成分の事)」が多いので、夜の睡眠で養うようにしましょう。

厳しい夏を、これらの養生に気を付けて乗り切りましょう!

また夏は昼間が長いので、昼寝が出来れば昼寝をすることも必要です。

こんにちは

今日も文田が更新していきます!!
雨が続いてますが、体調はいかがですか?
私は患者さんに「除湿機は絶対いるよ!!」とありがたい情報を頂いたので除湿機を購入し除湿機に感謝する日々です



今日は今の時期にピッタリな梅雨の養生法について更新します


梅雨のじめじめに悩んでいる方、参考にしてください




日本の梅雨は湿度が高く、空気中の水蒸気は飽和状態であり、皮膚から水分を放出する事が出来なくなっています。

身体の水分の主な出口は、大便・小便・呼吸そして皮膚です。

あまりご存知ないかもしれませんが、水蒸気という形で無意識のうちに皮膚から大量の水分を放出し、バランスを保っています。

その為、梅雨のこの季節には水分を出す為に運動したり、サウナで汗を出すなどの工夫が必要であり、健康法でもあります。

また、皮膚から放出されない為、尿をたくさん出す必要があります。

尿は腎臓から作られるので、働きを強くする為には塩分も必要です。

この場合、精製塩ではなく、天然塩を摂れば血圧が上がる心配はありません

これらの注意を怠ると、私たちの体の内部には古い汚れた水分が溜り、東洋医学で言う

「水毒(すいどく)の状態となります。

◎水毒とは余分な水、身体に余っている水分による身体の諸症状、むくみの原因など。

関節リウマチは悪化し、皮膚に水疱と痛みが発生するヘルペスになりやすくなり、頭痛・耳鳴り・めまいのメニエール症候群もよく生じます。

その他、身体全体の倦怠感(けんたいかん:だるさなどの事)むくみ・肩こり・食後の消化不良からくる食中毒症状も起こりやすくなる。

養生法

 

 


上記の事に気を付けると共に、汗が出やすい食品を意識して摂る必要があり、ピリッとした香辛料が有効です。

生姜・唐辛子・ワサビなど、その他ネギや玉ねぎ、カラシなども良いでしょう。

香辛料には、皮膚からの発汗を強める働きがあり、また、肺の力も強めます。
運動や食べ物、又は水分の量の調節でこのじめじめした季節を乗り越えましょう

このじめじめに負けないために私にとって梅雨は食生活などの日常生活を見直すいい機会になりそうです


雨の日が続きますが車の運転などには気をつけてください

暖房の効いている部屋から外へ出て外気に触れますと、キューっと体が引き締まる感じを受けます。
私達のふやけた身体を寒さで引き締めて固めて、エネルギーを外へ洩(も)らさない季節、それが冬です。[E:snow]

冬は閉蔵(へいぞう)の季節です。
閉蔵とは、
「蔵に収めて閉じる」の意味であり、陽気陰気も人体の蔵であるに収めて洩(も)れ出ないように閉じて、じっとしている季節と言うことです。

その為には
冬の冷たさ、寒さを必要とします。
そうすることで腎の精(エネルギー)の発散を防ぎ、また、春の芽生えの発生の時期に爆発力を生む為の準備をしているのです。
ですから、寒いからと言って暖房に入りっぱなしは体に毒なのです。しかし、寒さも強過ぎると体が負けてしまうので冬に温泉などで体を温めるのは良い事です。

またこの季節、暖め過ぎて汗を出し過ぎることいけないのです。東洋医学では、
と同じと考えられており、大事なエネルギーをどんどん洩(も)らしていることに他ならないのです。
ですから、冬にサウナで汗を流れるように出したり、冬のマラソンなども閉蔵すべき陰陽の気(エネルギー)を消耗し過ぎるため、実は好ましい事ではありません。
女子マラソン選手に生理の無い人が多いのはこのような事情によるものだと思います。

ところで冬は、この「腎」が主役となって働く季節とされています。腎は現代で言うところの、「腎臓・副腎(内分泌の働き)・骨・骨髄・脳」といったものを統括しています。

貯蔵する臓器であり、その体が生命活動を行う為の基礎となる物質です。

冬はこの腎に有効な栄養を摂る事も大切で、味としては「鹹味(かんみ:塩辛い味)」
が必要です。
濃い味であったり、いわゆる精力増強的なものが多いですが、山芋・豚・エビ・くるみ・ゴマ・栗・牡蛎(ぼれい:カキの貝殻の生薬)などが腎を補う食べ物です。

しかし同じ味を摂りすぎると、鹹味の場合では「血が粘稠(ねんちょう)になり血行が悪くなり、顔のつやがなくなる」とされています。
偏った摂取は避けバランス良く食事をし、その中に鹹味を取り入れることをお勧めします。
また、甘味な食べ物は腎を弱らせますので、なるべく避けるか少量を摂るように心掛けると良いでしょう。

冬の生活では、早く寝て、ゆっくりと起きるようにします。
その理由は、やはり腎のエネルギーを出来るだけ溜めておき、消耗させないようにする為です。

中医学では腎が弱り切って命も危ないという時に漢方薬を用います。
その中には十数種類の生薬があり、アワビやナマコ、すっぽんの甲羅や猪の背骨など、1週間ほど鍋で煮込むそうです。漢方と言うより薬膳料理と言った方が近いかもしれません。
ですから、豚の骨を砕いて入れ、頭蓋までも煮込んでスープを作る豚骨ラーメン[E:pig]も腎の力を強めている事になりますね。冬はラーメンが美味しいはずです[E:noodle][E:shine]

皆さんも、上手に冬を乗り切っていきましょう!

参考文書 「患者さんに伝えたい 東洋医学のお話」 より抜粋

秋は夏の焼け付くような暑さも終わり、じめじめした湿気もなくなり、
一年中で一番さわやかですがすがしい季節で、気分も落ち着いてきます[E:delicious]

私達の身体の中でも、暑さで消耗した体力が次第に回復し、整理活動も徐々に安定してきます。
発汗が少なくなり、体熱や水分・塩分の代謝もバランスがとれて、消化機能も平常に戻ってきます。

秋は体内の各器官・機能の
休息と調整の季節と言えますが、夏に消耗したものを十分に補充することも重要です。

秋と言えば、食欲の秋・スポーツの秋と良く言われますね。
東洋医学では
「収斂(しゅうれん)の秋」と言います。
これは、成長し栄えた夏の気を落ち着かせ静め、収めていく季節と言うことです。
そしてこの時、活躍するのが
「肺」です。

肺は、と言うエネルギーと水分
全身に巡らせていますが、秋になると、その方向性を表面へ向かってではなく、体の奥深い「腎」の方向へ収めていこうとします。
これはのちに、冬へとつながります。

この作業が順調にいかないと肺に水分が溜まる事になり、咳が続いたり喘息の発作が出たりします。

また、肺の
外竅(がいきょう:外部へ通じる出口)であるは、秋の空気の乾燥と相まってアレルギー性鼻炎が起こりやすくなります。

このような不調を起こす原因は、実は夏の過ごし方にありました。

夏に十分
汗を出し尿を出し暑さの処理をしたでしょうか?
これが出来てない方は秋になっても体に熱がこもっています。
そうなることで、秋に活躍する肺の働きも弱まってしまいます。

また、
夏の湿気は処理できたでしょうか?
それどころか、夏に
冷飲食の集中攻撃、アイスにビールにかき氷、
冷たいジュースにスポーツドリンク、冷たい牛乳

これらで胃腸
「湿」が溜まり、秋まで持ち込んでいないでしょうか?

この季節に体調の思わしくない方は、
夏のつけを引きずっている場合が多いので、これらを取り除いてあげることが必要です。

秋の養生では、
陰を補い・乾燥から身を守ることが大切です。

秋になると、次第に陽気が衰え始め陰気が盛んになってきますので、体内の養陰(陰を養う)が大事です。
と同時に養陰の為には乾燥に注意が必要です。
乾燥すると肺の陰気を損ないやすく、そして皮膚や咽頭などの乾燥により、呼吸器系の病気が発生しやすくなります。

上記のように、養陰し乾燥を防ぎ、胃腸の不調を取り除くには、

梨・ゴマ・柿・栗・白きくらげなどの季節の食材があります。

辛味の食べ物は、肺の働きを旺盛にし過ぎることがあるので、摂りすぎないよう注意しましょう。
(肺が旺盛になりすぎると肝を傷つけてしまいます。その場合、肝を補うにはブドウやリンゴ、トマトなどが良いです。)
また寝てばかりいると肺気が弱まりますので、眠り過ぎもいけません。

気温の変化が著しいこの季節にはあまり
厚着をし過ぎず、少しずつ寒さに慣れていくことも大切です。そうすることで寒さに対する抵抗力がつき、風邪などを引きにくくなります。
また、厚着によって汗をかき過ぎてしまうと、津液(しんえき:体内の陰)を損傷し、更に陽気も出ていってしまいます。
年齢や天候、状況によって変わりますが、小まめに衣服の調節をするようにすると良いでしょう。

なんと言っても実りの秋です。
上記の他にも、米・麦・さつまいも・里芋・じゃがいも・大豆・インゲン豆・ピーナッツ・くるみ・さんま・いわし・サバなどの旬の食材があります。

果物・穀物・魚など、この季節に味わえる旬の物から自然のエネルギーを摂り込んで、冬に備えて十分な栄養を補給しましょう♪


                Fom03

参考資料:東洋医学のお話より抜粋

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