梅雨の時期が一年のうちで最も体調が良いという人は、まあいないでしょう。
湿度が高くなると体調は崩れるのです。
我々の身体の中には、血液も流れてますが、水も流れてます。
新しく新鮮な水を口から入れて、古くなった汚れた水分を身体の外へと出す仕組みになっています。
水分の主な出口は、小便・大便、そして皮膚から大量に出てるのです。
水蒸気という気体の形で無意識のうちに皮膚から水分を放出してバランスを保っています。
ところが日本の梅雨は湿度が高く、空気中の水蒸気は飽和状態であり、
皮膚から水分を放出する事が出来なくなっています。
したがって、無理矢理水分を出す為に、運動して汗を出すとか、
サウナで汗を出すとかいった工夫が、この時期には必要であり健康法でもあります。
また、汗が出やすい食品を意識して摂る必要があります。
ピリっとした香辛料の味です。
香辛料は肺の力を強めて、皮膚からの発汗を強める働きがあるからです。
また、皮膚から水分が蒸発しない分、腎臓から尿を沢山出す必要が出てきます。
腎臓の働きを強くする塩分も必要になるのです。
精製塩の塩化ナトリウムではなく、天然の塩を十分に摂りましょう。
これらの注意を怠ると、我々の体内に古い汚れた水分が溜まってくることになり、
東洋医学でいう水毒の状態になります。
関節リウマチは悪化し、皮膚に水泡と痛みが発生するヘルペスになりやすくなり、
頭痛・耳鳴り・めまいのメニエル症候群になりやすいです。
まとめると、梅雨の時期は、水分を控え、身体の湿度管理をする事で、
体調を崩さすに上手く乗り切れるのではないかと思います。
色々制限はありますが、是非お試しくださいね♪
鍼灸おすず治療室
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